バーベキューの主役である肉の中でも、幅広い層に人気のある鶏肉。
そんな鶏肉を串に刺して焼いた焼き鳥は、片手に飲み物を持った状態でも手軽に食べられます。
今回はバーベキューで焼き鳥を食べるときに役立つ「焼く際のコツ」と「人気の焼き鳥部位」をご紹介いたします。
焼き鳥を炭火で焼くときのコツ
塩の振り方
焼き鳥で使われる調味料には塩とタレがありますが、塩で焼く場合のコツです。
それは「先端が強め、持ち手側は弱め」です。
人間の舌は、塩辛さを持続して感じるという特性があり、ひと口目が塩辛く、そのあとも同じような塩の量をふると、ふた口目・3口目と食べ進めていくにつれて飽きてしまうそうです。
なので、ちょうどよい塩辛さが持続するようにして、飽きずに食べれるようにしましょう!
塩は、先端を強めで持ち手側にいくにつれて弱めに振りましょう
火の強さ
網の中心に焼き鳥を置くと炭に脂が滴り炎上してしまうので、端の方に置くのがいいです。また、片面をじーっくり焼いたら、もう片面はさっと焼くのがポイント。脂を閉じ込めてジューシーになります。
じっくり時間をかけて焼き、生焼けに注意すること、そして串が燃えないようにすること。生焼けにならないようによーく焼くと串がよく燃えたりします。
串にアルミホイルをあらかじめ巻いておく。なんていう裏技もあるらしいので気になるときは試すのもいいかもしれませんね。
【2022年版】焼き鳥の種類人気ランキング
1位 皮
鶏の皮の部分。比較的厚く、旨味のある首の皮を使うことが多い。脂っこいもの好きにはたまらないメニュー。
甘辛いタレの滴りと美しいツヤが魅力。
炭火で焼くときは、脂が垂れて火が上がらないように注意。
2位 ねぎま
正肉(ムネ・モモ)の間に一口サイズに切ったネギを挟んだ焼き鳥。
焼き鳥の定番メニュー。
3位 つくね
鶏肉のすり身に卵や片栗粉を混ぜ、団子状にしたものを串に刺して焼いた焼き鳥。
細かく刻んだナンコツが入っていたり卵黄をつけて食べたり、店によって混ぜるものや食べ方に違いがあって面白い焼き鳥。
4位 ぼんじり(さんかく)
近年大変人気のあるぼんじりは、鶏の尾羽が生えている部分。
とても脂がのっていて、かつむっちりとして食べ応えがある。こってり好きには理想の焼き鳥。
その形状から「さんかく」(三角形)と呼ばれたりする。
5位 もも
鶏のモモ肉を一口サイズに切り分け串に刺した焼き鳥の定番。
肉汁好きはモモ、さっぱり好きにはムネがおすすめ。
6位 レバー
鶏の肝臓。とろりとした触感が特徴。ビタミンA、ビタミンC、E、B2、グルタチオンなど栄養の塊。
脂肪肝状態のものは白レバーと呼ばれる。なめらかで濃厚な口当たりが特徴。つまりフォアグラなんですね。
7位 ハツ
鶏の心臓(ハート→ハツ)。独自のブリっとした弾力を生かして仕上げるのがプロの技。
8位 ささみ
鶏の胸部にある上質の肉。脂肪分がなく、柔らかい。タンパク質が豊富。
わさびや大葉など薬味と一緒に出す店もある。
9位 なんこつ
胸骨の先にあるヤゲンナンコツ(カッパ)と頸骨と大腿骨の間にある。ひざナンコツ(げんこつ)がある。
コリコリとした独特の歯ごたえが楽しめる。塩で食べることがほとんど。
10位 むね
鶏のムネ肉を一口サイズに切り分け串に刺した焼き鳥の定番。
肉汁好きはモモ、さっぱり好きにはムネがおすすめ。
11位 砂肝
鶏が持つ2つの胃袋のうち、筋胃という胃袋の外壁についている2つの盛りあがった筋肉。
臭みがなく、シャキシャキとし歯ごたえが楽しめる。
12位 せせり
首肉。適度な脂ののり具合と身の締り具合で非常に旨い。噛めば噛むほど肉汁が出てくる味わいのある部位。
一羽で少ししか取れない希少な部分でもある。
13位 手羽先
鶏の翼の部分で、手羽元・手羽中、手羽先の3つの部位に分かれているうちの一番先の部分。コラーゲンが豊富で女性に人気。
凝縮された旨味は骨付近の肉ならでは。複雑な形をしているのでうまく食べよう。
手羽先専門の居酒屋なんかに行くと、食べ方指南をしてくれるよ。バキってやってガッって感じです。
14位 ガツ
鶏のガツは鶏の素嚢(そのう)の部位のことです。素嚢は、鶏の食道や喉の近くにある器官で、食べたエサを一時的に保存しておくための場所。
味は低脂肪で、クセがなく淡泊な味わいです。タレとよく合うので、塩よりもタレで食べるのがおススメです。
15位 ちょうちん
鶏の卵巣の中で卵の形になる前の卵黄の部分を「きんかん」といいます。
また卵が産卵されるまできんかんが通ってくる輸卵管(ゆらんかん)や卵巣の部分などが「ひも」と呼ばれます。
この「ひも」と「きんかん」を一緒に串に刺して焼き鳥として焼くものが「ちょうちん」です。
独特なパチっとはじける食感と濃厚な味わいがおいしいです。
16位 ふりそで(カタ)
ふりそでは鶏の手羽元とムネ肉のちょうど中間部分にある鶏の肩肉で、名前の通り着物の振袖を通す部分に似ていることからふりそでという名前が付いたようです。
もも肉とむね肉の良いところを足した味、なんだそうですが希少部位です。
参考
みんなのランキング「【人気投票 1~16位】焼き鳥の種類人気ランキング!好きな焼き鶏の部位は?」